2007年8月5日日曜日

rough


~嗚呼、川の流れのように~


mont-bellの友人にカヤックがしたいと懇願した。

悠々と水と…

緑と空を眺めながら…

シガラミと時間を忘れ…

ああ、自分は地球の一部なんだと…


「ええよぉ。」と友人は、

奈良の吉野川にあるMOC(モンベルアウトドアチャレンジ)で、

それを手配してくれた。

8月3日13時の予約。


しかし3日朝、関西は台風5号の影響で大荒れ。

電話してみた。

「川がとても増水しておりまして…」

 「はあ。」

「流れも大変きつくなっておりまして…」

 「やっぱり。」

「今日は余計に楽しいと思いますよ。」

 「?」


一抹の不安を抱えながら吉野川へ車を飛ばした。


台風後の吉野川は美空ひばりのそれとはわけが違い、

抹茶のハーゲンダッツの工場が爆発事故を起こしたような風情だった。


現地に到着したらスタッフしかおらず、

「他の皆さんはすべてキャンセルされました。」って。

常識的判断だと思った。


スタッフは丁寧に注意事項や操作方法を教えてくれたが、

それが余計に恐怖を煽った。

そしてその説明のすべてが僕のイメージとは大分違っていた。


早速コバヤシチームは車で川の上流に連れて行かれた。

其処にはワニの浮き輪をもう少し大きくした程度のゴムボートが準備されており、

 「え?ええ?これ?」

「そう。これがラフティングの…」

 「あ、あの、僕カヤック…」

「さあ、がんばりましょう!」



コバヤシチームが濁流に飲まれて死にそうになったのは言うまでもない。

■mont-bell outdoor challenge■

2007年8月1日水曜日

たまには美容師らしく

いやはや夏真っ盛りの風情でございますが、

まあ少しの間お付き合い願いたいのでございます。

今日は少しためになるお話を少し...。

こう暑いと海にでも行って、

すこし大胆なカッコウをしてです、

ぱぁと愉快に過ごしたいもんでございます。

青い魚と泳いだり、色鮮やかなイソギンチャクを探したり、

浜でびいちばれえに興じたり、スイカ割りなんかもまた一興…。

皆さん夏のおてんとさんと母なる海の虜になってしまうのでございます。

しかしですな、ここでひとつ注意点と申しますか、

ひとつ聞いといてもらいたいのでございます。

ええ〜皆さん(浸透圧)。これご存知でしょうか?

なーんか聞き覚えのある言葉ではございますが、

まあ簡単に言うと「ナメクジに塩」でございます。

あれをするとナメクジ、ちっちゃあなって死んでしまいますわな。

内と外の塩分濃度の違いなんですわ。

つまり生物の細胞の壁というのは半透膜なんであって、

溶媒だけを透す膜で隔てられた2室にですな、

濃度の異なる2つの溶液があるとですよ、

濃度の低い溶液から濃度の高い溶液に移動する溶媒分子の数は、

逆向きのものより多くなるんでございます。

これは溶液中に存在する溶質分子が溶媒分子の移動を阻害するためでして、

結果として溶媒は濃度の高い溶液のほうへ移動し、ある平衡位置に達する。

というわけでございますな。

ちょっとややこしい話ではございましたが、

漬けもんなんかもおんなじ理屈でございます。
 
水分が抜けてシワシワになるんでございます。

何が言いたいかと申しますと、

髪が海水に長いこと浸かっていたり、

海水がついたままでおると、

髪の水分が外に出て乾燥してしまうのでございます。

海から上がったら早めに真水で流しましょ。

で、家に帰りなはったらしっかりトリートメントするんでっせ。

髪のダメージは水に流せないのでございます…。

おやおや、お後がよろしいようで。


そうでもないか...。