2008年5月9日金曜日

The happening for a moment ahead.









緩急自在ダーティーサーティーズ。

昨年のツールドアワジシマに続き、

今年はツールドビワコ。


日本一大きい湖ではあるが、

自転車はペダルを回せばタイヤが回る。

タイヤが回れば前に進む。

それだけの事だ。


美しい湖畔、

ハミングしながら走る。

しかし楽しい事ばかりではない。

急に現れる段、無意味な鉄のポールに何度も「わぁぶね」。

大型トラックの恐怖と砂煙。

風が、坂道が、悪路がタイヤを止めようとする。

見えない対岸。

不親切なトンネル。

鮒寿司が心まで折る。

子供たちがスパッツを笑う。

膝が笑う。


朝4時に浜大津を出て、

反時計周りに琵琶湖を一周。

ゴールの浜大津に帰ってきたのは夜の8時。

走行距離197km。


軽くこなせると考えていたイメージと、

壊れかけのトラクターみたいな膝。

湿布より効くキャベツ。

極楽湯という極楽。

こういうときに飲むゼリーまたはアクエリアス。

疲労、ドーパミン、疲労。

ヤケクソと「転んだら痛いだろうな。」

永遠に似た「あともうちょっと。」

歓喜のゴール、祝杯のジョージア。

だって車で帰るし。



琵琶湖は大きい湖です。