2010年11月20日土曜日

小林武志の店 其の25


なんとか形になったと思う。




小林武志の店はbotanicoになった。



ありがとうみなさん。





私はここで人を美しくする。



私はここを死守する。



一所懸命。



どうかこれからも応援してください。







「あ、でもね、完璧なものは作っちゃいけないんです。



 だって女神さまが怒っちゃうからね。」













おわり。

小林武志の店 其の24



前日のレセプションの大騒ぎに舞い上がった次の日、




新設された避難器具の実験台として、



あたしは奈落へ。





みなさん、



火事になっても大丈夫。



屋上でも大丈夫。



死なないから。



死ぬほど怖いだけだから。





安心してご来店くださいませ。

小林武志の店 其の23

レセプションパーティーが無事終わった。

誰一人屋上から落っこいることなく。


ってのは冗談であるが、

本当に沢山の人と愛情に、

この小さな店はギュウギュウになって、

電報やお花で店はキラキラになった。

本当にどう気持ちを表現していいのかわからないが、

本当に感謝しているし、

この人たちの為にいい美容師になりたいとまた思ってしまった。


昨年の夏から始まったこのプロジェクトは、

山あり谷ありトラップありの

決して平坦なものではなかったが、

とりあえずひと段落。

いい店はできた。

後は小林自身、だってここは小林武志の店なのだ。


力を貸してくれた人、

知恵を貸してくれた人、

お金を貸してくれた人、

CDを貸してくれた人、

本当にありがとう。

借りたものは返す。


さよならだけが人生ではない。

小林武志の店 其の22

旧コバヤシガーデン

小林武志の店 其の21


旧小林武志の店、

apartment+LIMのコバヤシルームは今日で終了した。


忙しいことはいいことだ。

だって思い出に浸る時間がない。

過去はこれから遠ざかっていくだけのものだから、

「ああ、時間がない時間が...」

と思っているときは、

あたふたしてても常に、

やってくる未来だけを見ているからだ。


夜中までかたずけをして、

伽藍堂になったコバヤシルームを見たら、

確かに名残惜しかったけど、

まあ、そりゃ少しくらいは仕方がない。

ほんと言うと思い出はめんどくさいくらいある。


しかしながら僕にはもったいないくらいの部屋でした。


お辞儀。



追伸、

apartmentに通ってくれたお客さま、

コバヤシルームを与えてくれた会社、

一緒に働いてくれたスタッフ、

繊細な時期を支えてくれた知人たち、

ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。21

小林武志の店 其の20



「小林さん、知性は美意識が支えてないといけないんです。」

「小林さん、完璧な物は作っちゃダメなんです。だって女神さまが怒っちゃうから。」

「小林さん、僕がどんなに頑張っても施主の人格以上の物はできませんからね。」

「小林さん、エイヤーでいっちゃいますか!」etc...


botanicoを造った人、

下平のおっちゃんこと、下平響(シモダイラトヨム)氏の名言である。


迷言だと思ってたけど、

botanicoが形になるほどに紛れもなく名言だった。

シビレたゼおっちゃん。



ただ一つだけ言うなら、

この店が僕の人格以下なら、

僕は今、ガンジーぐらいになっているはずだから...



謝々。

小林武志の店 其の19



出来た。このプロジェクトが動き出して秋が2回来た。

小林武志の店 其の18

名前に苦労した。


ホッとしてフライヤー作ったらビルの名前入れるのを忘れた。


「フジカワビル」です。
こだわりと時間...

こればっかりは何作る時もどうしてどうして...。


で、小出しではありますがさしあたって地図を載せてみたりして。


この地図よく出来ておると思います。

ガッツリ地図で細かいんですが、

「あ~なるほどなるほど、この辺の事ね、なるほど。」

って、なってほしいなあと思ったらこうなりました。

右上の大川やカーブしてる阪神高速がクール。


なんせ場所が場所なのです。だから5階から屋上までは階段です。

小林武志の店 其の17


ロゴ、決まりましたよ。

ステンシル仕様です。

美しいジャンクスタイルを目指すbotanicoにぴったり。


LIMを陰で支えるdesegno谷内氏の仕業である。

このHPもそう。

やるやるとは聞いていたが...


沢山の人が私の考えや思いを汲み取ろうと話したり相談にのってくれたり、

一生懸命考えてくれたりしてくれているのがうれしい。

小林武志の店 其の16



さすがに出来てきた感が否めない。


botanicoのテーマカラーはGREEN。

白いとこも実は少~しGREENが混じったエバという色を使った。

なるほどいい感じ。

あとは照明次第か...



小林武志の店 其の15



保護してて分からないが、

イペ材の床は出来上がっている。

壁にはベニヤの上に石膏ボードが貼られ、

後はペンキを塗れば出来てしまう。

こうなってくるとあとは什器やディテールの話になってくる。


小林武志の店 其の14



先日ブーブーサンダーで整えた木材がもう運ばれて、

窓枠にはまっていた。


自分で釣った魚を食べるような、

自分で育てた野菜が晩ご飯に出るような、

自分のお客さんが世間で活躍しているのを見るような、

何と言うか、まあ、なんだか嬉しい。

現場で私に出来る少ないが、

出来る限り首を突っ込んでやろうと思う。

他業種から学ぶ事は多い。


小林武志の店 其の13



botanicoの店内は沢山木材を使う。

主にイペという非常に固く重い木である。

比重が1.1、水に沈む。

今日はこれらの下ごしらえをした。

窓枠の突き出る所や、

人が通ったり触ったりする所、

床材の角などを、

全てブーブーサンダーで丸くする。

ブーブーサンダーとは、

紙ヤスリのお化けみたいのだ。

それでもイペはとても固いのでくたびれたし、

木屑がすごくて粉粉になった。


でも近頃は店内のディテールがだいぶん見えだしてきた。

非常に楽しみである。13

小林武志の店 其の12

「ボタニコ+リム」

そう。やっと名前が決まった。

小林武志の店=botanico+LIM

「もしもし、botanicoの小林です。」

「どうも、botanicoの小林です。」

ニヤニヤしてしまうぜ。



ロゴが完成したらまたお知らせします。


小林武志の店 其の11



ベニヤバーン。


すべての壁と天井にベニヤ板がついた。

しかしながら消防法的に、

壁、天井は防火仕様にする必要があるので、

上から全て石膏ボードで覆わなくてはならない。

じゃ、なんで手間と大金叩いてこんな事をするのか...


理由はこうである。

12㎜のベニヤを石膏ボードの下地に貼る事で、

いざサロンワークが始まってから、

「この辺に棚があったら便利なのになぁ~。」

とか、

「この辺ちと暗くない?電球ぶらさげたいなぁ~。」

や、

「お花かざりたいなぁ~。絵飾りたいなぁ~。」

が、

いつでもどこでも釘やネジが打ち込めて、

問題や願望が解決出来る。

カスタマイズが可能になる。

すなわち、

可能性と変化と成長を見えない所に秘めている店になるわけだ。


こりゃいい。

こういう仕事には知性と優しさを感じる。


やるやるとは聞いていたが、

プランナー下平のおっちゃんの仕業である。